製品洗い・加工
製品洗いの基本となるストーンウォッシュやバイオウォッシュから、ブリーチ、オーバーダイ
またそれらを組み合わせて応用した洗い加工パターンをご紹介致します。
ストーンバイオ・フェード・ブリーチ
ストーンウォッシュ、バイオウォッシュは製品洗いの基本となる加工で
薬品の量・洗い時間・石によって脱色の度合いやアタリ感を付けていきます。
色落ちの具合によって、フェード、ブリーチ等と呼称します。
生地や元の色によって、色落ち具合やアタリ感の出方は様々です。
オーバーダイ
オーバーダイは製品洗いの2次加工で、ストーンウォッシュやバイオウォッシュによって
色落ちした製品を染色する事を指します。
使い古されたような風合いに仕上がり、独特なヴィンテージ感が出ます。
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ベージュやブラウン系の色をオーバーダイするのが一般的ですが、
お客様のご要望やデザインにより、様々な色で染める事が出来ます。
抜染
抜染はブリーチの手法の一つで、ドラムを使った洗い加工ではなく
人の手で直接施していきます。
一本一本が手作業のため、同じ物は二つと出来上がりません。
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左は抜染のみの画像。右は抜染後にオーバーダイしています。
ケミカル加工
ケミカル加工はブリーチの手法の一つで、軽石と一緒に洗います。
まだらな色落ちとアタリ感が特徴です。
デニムだけでなく、ニット製品やダンガリー等の薄手にも施す事が可能です。
ヒゲ・ブラスト加工
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USEDやヴィンテージ感を出すため、股間の辺りに「ヒゲ」と呼ばれる線を入れます。
ヒゲと平行して、太腿やふくらはぎの辺りに「ブラスト」と呼ばれる加工を施し、
アタリ感を与えます。
クラッシュダメージ加工
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横糸残しや、ヤブレの上からのジグザグステッチ、裾やポケット口のほつれ等、
様々なダメージ加工があります。
オイル風汚し加工
オイルで汚れたような雰囲気を顔料染料を使って醸し出します。
基本的には黒とブラウン、また他の染料を使って様々な色のペイント加工を施す事も可能です。
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洗い加工、ダメージ加工等との組み合わせで、USEDまたはヴィンテージ感が出てきます。
※本物のオイルではありませんので、粘りやベタつきはありません。
箔押し
銀又は金の箔を熱で押し当て、定着させます。
様々な生地に対して施す事が可能です。
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樹脂コーティング
コーティング剤を塗布後、熱処理し定着させます。
熱処理後の触感をパサつきのある感じから、少し張り付きのある感じまで微調整出来ます。
コーティングを施した箇所には光沢が生まれます。
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写真の製品には、コーティング剤に染料を混ぜて使用しており、
洗い後の色落ちした製品とのコントラストを楽しめます。
形態安定加工(立体ヒゲ)
製品に部分的にシワを付け、立体に浮き上がらせたまま形態安定させます。
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立体シワ加工は主に、太腿と膝裏に付けたヒゲの上から施します。
それにより濃淡がくっきりと付き、奥行きのある製品へと仕上がります。
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また裾に施し、履きつぶしたような雰囲気を出したり、 他の加工との組み合わせで
一味違ったヴィンテージ感も出てきます。
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